武者冒流刀
『…熱い戦いぶり、見せてもらうぜ!』
『號斗丸をかすめ足元に朱麗牙が刺さる。「誰だ!!」
木陰より現れしは武者鷺主。「軍団を裏切ったお前に戦いを挑みに来たのだ。」
騎士道と武士道の激しい火花が散る!戦ううち、鷺主は彼の戦いに誇りを感じ始めた。
鷺主は必殺技を放った。「ウイングキャリバーファイナルスラッシュ!!」
號斗丸めがけ凄まじい閃光が包み込む。だが、爆発の中から無傷で現れた號斗丸はこう呟いた。
「な、何故だ! 今の一撃、本気を出せば俺を倒せた!!」 すると鷺主は、
「私は真実を確かめる。」 こう言い残しその場から立ち去ってしまった。』(説明書より)
大将軍にその強さを認められた実力派、武者冒流刀をここに御紹介!
武者冒流刀。
今はもう滅びてしまった大陸からやってきた異国武者。
怪力無双を誇りますが、よくあるパワーバカタイプのキャラではなく冷静な博学家という設定です。
元ネタのボルトガンダム…というかMFのアルゴ同様、自分を熱くさせる好敵手を求めており、
劇中では実力を認めた號斗丸がピンチの時に駆けつけて天宮のために共に戦いました。
『號斗丸は我が好敵手(ライバル)!お前などに殺させんぞ!』
『笑止!腐りきった頑駄無軍団の手柄など何になる!!』
など、ボンボン版ではカッコいいセリフを言ってくれる頼りになるヤツです。
また、彼が身につけている鎧”氷河の鎧”は、
烈帝城(大将軍の城)で行われた御前試合で冒流刀が優勝した時に大将軍が送った鎧です。
メイン武器は、画像右手の”ライトニングブレイカー”と左手の”ライトニングアンカー”。
その二つを繋ぐ鎖部分にはメタルチェーンが使用されており、なかなか良い質感を出してくれています。
軽装タイプもガッシリしていてカッコイイ。モチーフは弁慶でしょうか。
持っている刀は”極寒の牙”。説明書だと何故か武者形態時には付ける様に指示されていなかったりします。
また、目の横の角モールドが、彼が失われた大陸出身者であることを示しています(他にもあるけど)。ちなみに流派は”ボルトランダー流”!
では、パワー開放〜!
『ボリュートフュージョン!!』(そんなセリフ無いですが…)
ボリュートフュージョンは、アンカーとブレイカーが合体した”ライトニンググラビトン”と、
肩の”氷河の宝角”で操る水や氷のエネルギーを武器に戦う武者冒流刀のスーパーモード。
トゲトゲな見た目には正義の味方というより悪の大幹部的カッコ良さがあります(笑。
”氷河の宝角”の形はやはりちーびー戦士の超竜守護神フォーミュランダーに通じるものがありますね。
ボリュートフュージョンから繰り出す”ライトニングトルネード”は、
大地の割れ目から鮫方の衝撃波を出現させる必殺技だ!
恵亜須(エアーズ)の街の橋の上だと思って下さい(汗。
製作後記。
塗装前。紫の成型色、ホント良い色です。
デザインの良さもあるのでしょうが、プラモ的に見てもバランスや鎧の密着感など出来が素晴らしく良いキットです。
ただ、一部気になったのは、腕部の可動範囲(そのままだとライトニング〜がカッコよく構えられない!)と
メッキ分の厚みで差し替えがかなりキツイパーツがあったことですね。塗装前にちょこっと弄ると良いっぽいです。
ただ、それを差し置いても十分魅力的だと思いました。
本体の出来の良さも喜ばしいことながら、何より闘覇五人衆が全員揃ったことが嬉しい!
並べるとメチャクチャカッコ良いですよ〜。
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